繋がる奇縁1 〜所沢と新宿へ〜

 ここに一本のビデオテープがある。「風に立つライオンのように〜四九歳・新人医師奮闘中〜」6月頃から柴田先生にお借りしているものだ。これは当時長崎県奈留島で離島医療をなさっていた木村勤先生を取り上げたドキュメンタリーである。木村先生は小学校教師を長年務めていたが、医師になる夢を捨てきれず再受験し、宮崎医科大学に入学、49歳で医師となった。木村先生は受験勉強中「風に立つライオン」を聴き、励まされていたことがあるという。私達は奈留島へインタビューに行く計画を立てていたが、直前になって木村先生が近日中に奈留島勤務を終え、赴任先が青森県に変わるということを知った。そこで急遽、インタビューの地を先生の御実家がある所沢に変え、会談の機会を得ることとなった。

 柴田先生は更に、国際医療において日本の中核となっている、国立国際医療センターの方を紹介してくださった。こうして新宿にて、小児科医の岩本あづさ先生にインタビューをすることが決まった。実際に今、国際医療に携わっている方のお話は、如何に私達を魅了することだろう。
 すずかけ祭当日には、これらのインタビューの内容も紹介することになる。2001年11月23日〜25日、3日間のライブをどうぞお楽しみに。

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